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キッズメイト出版作品

アコーディオン画像 キッズメイト編集室のコメント ▼

ひつじのメイ ぼくのパパとママ

 「ひつじのメイ ぼくのパパとママ」は、幼い子どもたちをほのぼのファンタジーワールドへ誘う絵本です。
 昔話のようなシンプルな繰り返しの文章の後に、あたたかい親子の情が通い合うお話と、ヨーロッパの昔話の世界を感じさせるやさしく、おもしろい絵が印象的です。この絵本は子どもたちの心の栄養になる大切な2つのことが、語られています。
 1つは「想像することの楽しさ」です。ひつじのメイは、もしも自分のママがゾウだったら、もしもパパがライオンだったら、生まれてくる自分の姿はどんな感じだろうかと、どんどん想像をふくらませて楽しみます。現在はテレビなどで映像が一方的に送りつけられ、子どもたちはそれを受けとっています。けれども、この絵本は、自分で想像すること、自分で奇想天外な世界をつくることの楽しさを子どもたちに伝えます。
 2つは、ごく当たり前の日常生活の中で通い合う、「親と子の愛情」が描かれていることです。メイは両親に「どうして、パパとママはけっこんしたの?」と問いかけます。
 両親は「それはね、‥‥‥」と答え、メイが「そうだったのか……、よかったなぁ…」とうけとめます。作者、画家、編集者の思いがそこにありますが、何よりも子どもたちが大好きになるに違いない工夫が、たっぷりと盛り込まれた絵本です。

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